「茉莉花さん! 今日花火大会行きませんか??」 家のインターホンが鳴り、 外にでるとそこには葵ちゃんがいて。 唐突に言い出した。 「ごめん、行きたくないなー…」 あたしはそうつぶやいて ドアを閉めようとした。 葵ちゃんに非はないけど、 もうこれ以上、あいつを 関連させる花火大会の話なんか したくなかった。 なのに、