「え…」 「あたしの家。 俗に言う音楽一家なのよ。 音楽に関して天才にならないと いけなかったの。 あたしは天才を装っているだけよ」 あのときも、 慎哉がやってるギターを見て 親が持ってたギターを借りた。 そしたら、 ちょっとへたくそなだけで 親に言われた。 「そんなんじゃだめよ。 なんで、あたしの子なのに そんな簡単なコードもできないの?」 そう言って、 あたしをあざ笑った。