ペンを持つ手が止まる。 昨日決まったことを彼が知っているのか分からなかったのもあるし、一晩頭を休めて考えると「一緒に暮らす」ことの重大さを身に滲みて感じたからだ。 「その?」 『…一緒に暮らそうと、彼女は言ってくれました。あの、本当にいいんでしょうか?こんな他人の僕が身を置くなんて』 僕が言うと、彼は笑った。 明るい髪に太陽の光が反射して、それは不思議な光加減を生み出していた。 少し、雫と彼は似ているのかもしれない。雰囲気が、なんとなく。