ド天然!?魔女っ子の秘密

「"ファイアダンス"」

あたしはそう告げた。

この魔法は、まるで火が踊っているかのように激しく動きながら相手に向かって行く、というもの。


あたしの造りだした火が踊るように進んでいき、いつの間にか氷の壁のすぐ手前まできた。


柏木君は不安そうな顔をして、迫り来る火を見ていた。


こんな普通の高校生が相手だから手加減しなきゃ、とも思うけど。

由良さんは負けず嫌いなんだよねー。

負けるのは嫌だもん!



「"バーニング"」


すると火の勢いが更に増し、氷の壁がジワジワと溶け出した。

氷が全て水に変わり、さっきまでシルエットしか分からなかった柏木君の表情がはっきりと分かった。


柏木君は驚きの顔でこちらを見ていた。