魔法屋や魔物退治屋は幾つもあるんだけど、それをぞれ一つにまとめ上げ、管轄する一族が存在する。


それは、魔法屋や魔物退治屋ができた頃とほぼ同じ年代からずっとその一族が担当している。


魔法屋と魔物退治屋は密接な関係にあるということもあり、

ある一つの一族が古よりこの二つを管轄しているの。





その一族が


……あたしの一族、通称"ガーネット"。



ちなみに、あたしの家がやってる魔法屋のことも魔物退治屋のことも"ガーネット"と呼ばれています。



そしてその当主が

…あたしのお父様なわけ。



今、魔物退治屋の方がとても忙しいんだ。

だから一緒に魔物退治してくれるよって人を雇いたいんだけど…


雇える人がいないんだよね…


やる気のある人は沢山いるんだけど、あのお父様が認めないんだ。

普通の仕事とは違い、いつも死と隣り合わせの仕事だから、当主であるお父様に認めてもらわなければ、ここに雇ってもらえないの。


それであたしも仕事を手伝っているの。

"ガーネット"の当主になるための修行も兼ねてね。

お父様によるスパルタ教育のおかげで、着実にパワーアップしています。

一生懸命頑張って修行してきた成果が実り、今ではお父様と互角と言われるまでに成長しました。


今回はその仕事の一環として、編入することになったんだ。