ド天然!?魔女っ子の秘密

とりあえず、楓花さんを安全な場所に寝かせた。

楓花さんはまだ意識を失ったまま、起きない。


楓花さんが倒されたと知れば、次はサファイア本人が出てくるはず…


神経を研ぎ澄まし、サファイアの気配を探った。


―------キーン――・・・


何の音だろう…

耳鳴りのような、不快な音。


これは…一体……

あ!もしかして、これは…


音を理解したのと同時に、電撃のような鋭い頭痛が走る。



「…っ」


あたしは崩れるように跪いた。痛みで顔が歪む。


「由良!?」

「ど、どうされました!?」


千沙さんが言い終わるのとほぼ同時に立ち上がる。


あたし…

こんなところで倒れてなんかいられないよね…!

よし、大丈夫。


それに、頭痛は一瞬の物だったらしく今ではもう、全く痛みはない。


「何でもないよ、大丈夫」

あたしは安心させるように微笑んだ。


大丈夫。分かってるから。さっきの頭痛は体調が崩れたからではないって。疲労からくるもでもないって。

あの頭痛の正体は…



「ゆ、由良さん?」

「どこに行くの!?」


あたしは歩くのを止めて、二人の方を振り向いた。



「見つけたの。サファイアの居場所」