ド天然!?魔女っ子の秘密

思わずその眩しさに耐えきれず、腕で目を覆った。


やがて光が収まり辺りを見ると、前方に楓花さんが倒れていた。


「楓花さん!」

あたし達は駆け寄った。


楓花さんは気を失って倒れていた。

きっとサファイアにかけられた魔法が解けたのだろう。邪悪な魔力の気配は、楓花さんからは微塵も感じられなかった。


幸い、見たところ怪我はしていないようで少し安心した。


翔太の、大事な人だからね。

もし楓花さんが怪我なんかしていたら翔太がどれだけ悲しむか…


ふと翔太の悲しむ顔が脳裏に過った。

…あたしはもう二度と、翔太の悲しむ顔なんて見たくない。

例えそれがどんな原因だとしても。もちろん、楓花さんであってもね。

翔太の笑顔を守るためなら、あたし何だってする。それがあたしにできることなら。

それに、楓花さんは女の子だもん。

もし顔なんかに一生残るような怪我なんかしてしまったら…嫌だよね。

それも、自分の意識を乗っ取られている間に、なんて…


あたしだったら、泣いてしまうかもしれない。


「楓花さん!…どうしよう…どうしよう!楓花さんが…」


美玲は酷く混乱していた。

「美玲、落ち着け。大丈夫だ、楓花さんは大丈夫だから、な?」

隣で雅人が美玲の背中をさすっていた。


「美玲、雅人の言う通りだよ。落ち着いて。

楓花さんは死んでいないし、怪我もしていない。

ただ、今はサファイアにかけられた魔法が解けて、そのせいで意識を失っているだけだよ。

もうすぐ目を覚ますから。だから大丈夫だよ」


あたしがそういうと美玲は少し落ち着いたのか、こちらを見てくれた。


「本当…?」

あたしは本当だよ、と微笑んだ。