千沙さんや隊員達はこういう状況には慣れているから心配することは何一つないけれど、他の二人は大丈夫かな?
こんな生死を分ける戦いに臨むなんてこと…絶対に慣れてないよね?
怖気づいてしまって、本来の力を発揮できぬまま、怪我するだとか死んでしまうとか、そんなことになったら…
ブルっと寒気がした。
思わず不安になってチラッと後ろを見た。
雅人はぐるぐると首を回して準備運動をしていた。その表情からして、いかにも余裕そうだ。
美玲は杖を持って前を見据えていた。かなり集中しているよう。
二人とも怖気付くどころか、こんな状況なのに余裕さえ感じる。
心配することはないみたい。
さすが、星使い一族と魔法屋の娘…
感心すると同時に、あたしは緩みかけた口元に力を加えてキュッと抑え込んだ。
そしてまた、前を見据えて歩き出した。
持ち前の迷子を発揮する前に屋敷の玄関までたどり着けた。
心の中でほっと一息ついていると、
「今回は、良かったですね」
千沙さんが悪戯っぽく笑った。
「あたしだって、いつも迷子になってるわけじゃないもん!」
由良さんだって、やればできる子なんだから!
口を尖らしていると、
「いつも、迷子になってるでしょーが」
「んなっ!」
「未だに校内で迷子になってるもんな?」
「うぐっ…」
美玲と雅人の二人の爽やかな笑顔と言葉にやられた。
千沙さんも上品に笑っている。
戦う前から、しかも仲間から攻撃されて…大丈夫か、あたし…
こんな生死を分ける戦いに臨むなんてこと…絶対に慣れてないよね?
怖気づいてしまって、本来の力を発揮できぬまま、怪我するだとか死んでしまうとか、そんなことになったら…
ブルっと寒気がした。
思わず不安になってチラッと後ろを見た。
雅人はぐるぐると首を回して準備運動をしていた。その表情からして、いかにも余裕そうだ。
美玲は杖を持って前を見据えていた。かなり集中しているよう。
二人とも怖気付くどころか、こんな状況なのに余裕さえ感じる。
心配することはないみたい。
さすが、星使い一族と魔法屋の娘…
感心すると同時に、あたしは緩みかけた口元に力を加えてキュッと抑え込んだ。
そしてまた、前を見据えて歩き出した。
持ち前の迷子を発揮する前に屋敷の玄関までたどり着けた。
心の中でほっと一息ついていると、
「今回は、良かったですね」
千沙さんが悪戯っぽく笑った。
「あたしだって、いつも迷子になってるわけじゃないもん!」
由良さんだって、やればできる子なんだから!
口を尖らしていると、
「いつも、迷子になってるでしょーが」
「んなっ!」
「未だに校内で迷子になってるもんな?」
「うぐっ…」
美玲と雅人の二人の爽やかな笑顔と言葉にやられた。
千沙さんも上品に笑っている。
戦う前から、しかも仲間から攻撃されて…大丈夫か、あたし…


