ド天然!?魔女っ子の秘密

「この度は、私共"サファイア"のためにお集まりいただきまして、ありがとうございます」

翔太の声がマイクを通して聞こえてくる。


あ…これって"サファイア"のパーティーなんだ…

だから、今日翔太はお休みしてたんだね…

納得。


周りを見渡せば、会場にいる人皆がステージを見ている。

皆が翔太のことを見ている。


すごい…

あたしと同じ高校に通う同じクラスの人なのに、こんなにも世間の人から人望があるなんて…


そんな思いでステージを眺めていると、もう一人知った人物がいることに気づいた。

そして目を見開く。



楓花さんがステージの奥に凛と立っていた。


え…?

どうして…?



「私共"サファイア"は――――」




翔太の声が聞こえる。

話を聞いてあげなくちゃとは思うけど、しかし今はもうそれどころではなかった。


楓花さんのことが頭から離れない。


どうして、そこに立っているの…?

これは"サファイア"のパーティーだよね…?


どうして…?


あたしはそれしか考えられなかった。


"どうして楓花さんがステージの上に立っているのか"


そのことが頭の中をグルグルと駆け巡り、あたしの思考回路を独占していった。