そうそう、一つ疑問がある。
「ね、翔太…」
「どうした?」
「これ、どこに向かってるの?」
あぁ、と翔太は言葉を続ける。
「寮だ」
「…なるほど」
翔太は一つ呼吸をして、話し始めた。
「本当はお前の実家まで、とも思ったが…今の俺には、できないから…」
ごめんな、と謝られた。
翔太が『できない』と言った理由の一つは…翔太が"サファイア"の仮当主であるから。
これは、そんなに大した理由じゃない。
大きな理由は、翔太が今サファイアに憑りつかれていから。
まぁ当のサファイアは常に翔太の元にいるというわけでもないみたいだけど。
もしサファイアが取り憑いていて、もし身体を乗っ取られたら…何をし出すかは予測もつかない。
そんな状態で"ガーネット"に行くわけにはいかない、といった心境なのだろう。
翔太は…真面目だから。
「謝らないでよ。あたしはこうやって迎えに来てくれるだけで嬉しいんだよ?」
本当だよ?とあたしは笑った。
心の底から思う。
だって、好きな人に迎えに来てもらえたんだよ?
それもこんなに気を使ってもらってさ…
これ以上の喜びってそうないんじゃない?
彼女さんには…楓花さんには申し訳ないけど…
でも、気持ちは伝えないから、許してほしいな…
「お前は優しいな」
翔太はあたしの頭をぽんぽんと軽く叩いた。
全く…翔太はあたしの心臓を壊してばかりです…
「ね、翔太…」
「どうした?」
「これ、どこに向かってるの?」
あぁ、と翔太は言葉を続ける。
「寮だ」
「…なるほど」
翔太は一つ呼吸をして、話し始めた。
「本当はお前の実家まで、とも思ったが…今の俺には、できないから…」
ごめんな、と謝られた。
翔太が『できない』と言った理由の一つは…翔太が"サファイア"の仮当主であるから。
これは、そんなに大した理由じゃない。
大きな理由は、翔太が今サファイアに憑りつかれていから。
まぁ当のサファイアは常に翔太の元にいるというわけでもないみたいだけど。
もしサファイアが取り憑いていて、もし身体を乗っ取られたら…何をし出すかは予測もつかない。
そんな状態で"ガーネット"に行くわけにはいかない、といった心境なのだろう。
翔太は…真面目だから。
「謝らないでよ。あたしはこうやって迎えに来てくれるだけで嬉しいんだよ?」
本当だよ?とあたしは笑った。
心の底から思う。
だって、好きな人に迎えに来てもらえたんだよ?
それもこんなに気を使ってもらってさ…
これ以上の喜びってそうないんじゃない?
彼女さんには…楓花さんには申し訳ないけど…
でも、気持ちは伝えないから、許してほしいな…
「お前は優しいな」
翔太はあたしの頭をぽんぽんと軽く叩いた。
全く…翔太はあたしの心臓を壊してばかりです…


