ド天然!?魔女っ子の秘密

「由良」

「ほいっ!?」

いきなり呼ばれるから変な声を出してしまった。

あうー、恥ずかしい…

「そんなに驚かなくてもいいだろ」

「ご、ごめん…」

反射的に謝ってしまった。


翔太は口を開けるとこう言った。


「お前は、強くなる必要がない」



「…は、い?」

ど、どういう意味でしょうか…?

強くなる必要がない…?

何言ってるのか分からないのですが…


「そのままの意味だ。お前は強くならなくていい」

「なんで!?皆を守るために強くならなくちゃ…」

強くならなくちゃいけないのに、と言おうとしたけれど、翔太に阻まれた。


「苦しみに耐えることだけが強さじゃねーんだよ」

「え…?」


翔太は溜息をついた。


「頼れ。俺たち"仲間"だろ。お前一人で抱え込むな。

お前の魔力が強大だとしても、それもお前の"個性"だ。俺たちは誰もそのことを否定しないし、お前のそばから離れてもいかねーよ」


翔太は微笑んでいた。


"仲間"

あたしの魔力の強さを知っても、本当にそう思ってくれるんだ―――

嬉しくて、涙が零れ落ちた。


翔太は黙って、ハンカチを貸してくれた。

「あり、がと…っ」


翔太はあたしの頭をなでてくれた。