ド天然!?魔女っ子の秘密

「…ごめん」


あたしはあることに気づいた。

「楓花さんは…」

「あいつも倒れた」

「な、なんで!?」

どうして楓花さんまでそんなことに…


「…アイツが乗り移ってたからな」

アイツ…

もしかして…


「…サファイア?」

恐る恐る聞いてみる。

「あぁ…よく分かったな」

やっぱり。

「楓花さんの瞳の色が変わったから…」


「そうか…」

「楓花さんは大丈夫なの?傍にいてあげなきゃいけないんじゃないの?」

自分の感情とは裏腹に、そんな綺麗事が口から出てきた。

本当はあたしの傍にいてほしいけど、そんなワガママは"彼女"さんの特権。

ただの"友達"はその願いを譲るしかないわけで。


「まぁ寝てただけで、今はもう元気だから心配ないだろう」


あぁ、やっぱり…

「楓花さん」の単語を出しただけで、すごく…優しい顔をするんだね…


いや、楓花さんが元気なのはいいことなんだよ?

それはとっても嬉しいんだけど…

でも、胸がズキズキと痛む。



「…だから、気にするな」

「え…?」

「アイツが言ったことは忘れろ」

「ど、どういうこと?」


さっぱり意味が分からない。

翔太は何のことについて言ってるんだろ…?


「お前は"異常"じゃねーんだよ。

どれだけ魔力が強かろうと関係ない。

誰が何と言おうが、お前は俺たちの"仲間"だ」

分かったか、と翔太はぽんぽんとあたしの頭に2回手を乗せた。