ド天然!?魔女っ子の秘密

その前に…

「あたしと雅人の戦い、見てたの?」

さも当然というように頷いた。

「お前が2つの魔法を同時に使ったところから」

それ、結構最初の方だよ!?

そんな時から見ていたの!?


「…アイツが見たいっていうもんだから」

「"アイツ"…?」

首を傾げていると、声が聞こえた。


「貴方が由良ちゃんね?」


「…チッ……」

翔太は舌打ちをした。


声がする方を見ると、そこには…

「…楓、花さん…?」



楓花さんが立っていた。


翔太と同じ美しく青い瞳。

整った顔立ち。

ブラウンの長く、ふわりと巻かれた髪。

細くスラっとした脚。

全てにおいて、完璧な人。


そして、あたしが叶えられない夢を叶えている人――――――

って、いけない。

そんなことは考えないでいいの。


楓花さんを見た瞬間から、あたしは全身が心臓になってしまったように、全身で鼓動を感じている。

それほど、動揺しているらしい。

冷や汗が出てきて止まらない…


楓花さんは、綺麗な笑顔であたしに言った。

「私のこと知ってるのね?」

「…あ、はい…3年SCのNo.1の方ですから…」

そう、と楓花さんは微笑んだ。