ド天然!?魔女っ子の秘密

綺麗な形の口をそっと開いて一言。


「ばーか」


決して馬鹿にするような口調ではなく、諭すような口調でもなく、至って普通に翔太は言い放った。

「なっ!?」

酷くない?

ねぇ、酷いよね!?

人の質問に答えるよりも先に、バカなんて…!


「…お前のことなんて、お見通しなんだよ」


そんなこと言われたら、期待しちゃうよ。

あたし…叶うはずのない夢を見そうになっちゃうよ…

もしかしたら、って思っちゃうじゃん…

そんなはずないのにね?

そんな儚い想いを抱くのは、もうたくさん。

だからもう、これ以上あたしを苦しめないでよ……



「…な、な、何で、あたしがここにいるって分かったの?」


すると、翔太はハァっと溜息をついて、

「…同じこと2回も言わせるな。」

顔を背けた。

「ど、どういうこと?」

あたしが聞くと、更に怪訝そうな顔をした。


な何で…?

「…お前のことは何でも分かるっつってんだよ。お前は単純だからな」

ムカっ

最後の一言いらないよね!?

言わなくたってよかったよね!?


「た、単純じゃないもん!」

反論する。

さすがに酷くなよね!?

そんなに言わなくたっていいよね!?