「俺……俺"ガーネット"の皆さんと一緒に戦ってもいいのか?」

「逆に悪いの?」

「俺が怖くないのかよ…?」

「何に対して?」

「だって、普通じゃねぇんだぞ?」


普通じゃない、か。


もしかして、星使いってことに、コンプレックスを抱いているのかな?


星使いは、惑星の力を借りて魔法を使う。

言葉を返せば、惑星の力を借りないと魔法を使えない。

普通の魔法使いとは異なる魔法のかけ方。


「それはあたしも同じ。むしろ、あたしのほうが異常だよ」

そう言うと、雅人の顔が上がった。


「いい?雅人。星使いってすごいんだよ。

なにも恥じることない。

星使いであることに胸を張ってよ。

その力に感謝しよう?」


「由良…」


「そうよ、雅人…あんたは凄いんだから。

誰よりも努力してきたこと、あたし知ってるんだから!」

美玲は泣きながら雅人に言った。


「美玲…」


「由良、由良もよ!あんただって凄いんだからね!

"異常"じゃない、"個性"なんだよ。

自分を悲観視しないで」


美玲の言葉が胸を打つ。


涙が出てきそうになる。