ド天然!?魔女っ子の秘密

壊しちゃうのは大問題だよね。

あたしはブレザーのポケットから杖を取り出した。


「…″シールド″」


美玲にバレないように小声で競技場に魔法をかける。


とりあえず、あたしが魔法を施したから、これからどんなに暴れても競技場が壊れることはないだろう。



美玲の方をちらっと見る。

…大丈夫、バレてないみたい。


ちょっと安堵した。




続々と人が集まる。

広い競技場の観戦席が埋まるくらいに。



全校生徒があつまりそうな勢いだ。


「ね、美玲、どうしてこんなに人が集まるの?たかが、あたしの寮を決めるだけでしょう?」

それともその後に何かイベントでもあるのかな?

「イベントは何もないわよ。人が集まるのは由良がとっても可愛いからね」


「え?何言ってるの?あたしのどこが可愛いの?こんなに寸胴で短足なのに」


「………」


可愛いのは美玲だよ。

休み時間に、美玲のことをマドンナって言ってた声も聞こえたんだ。