ド天然!?魔女っ子の秘密

「美玲ありがとう、助かったー」

気にしないで、と美玲は微笑んだ。


「由良は嘘がつけないタイプなのね?多分そうだろうなーとは思ってたけど」

「そうなんだよー」

嘘がつけないんだ。

その場で思いつかなくて…

「あたしはそういう所が由良らしくていいと思うな」

「そうかなー?」


雑談しながら、気づいた。


「翔太、すぐ寮に帰ってくるかもしれないよね⁉︎」

美玲が少しのんびりしてたから、うっかりしてた。


「大丈夫。翔太は"サファイア"のことで今忙しいみたいで、今日も"サファイア"で用事があるんだって雅人が言ってた。

帰ってくるのは、晩ご飯時になりそうだって」


美玲は微笑んだ。

あたしはホッとした。


良かったー。

これで安心して準備できるよ。


「でも、料理を作らなきゃいけないし、急いで帰るわよ!」

「うん!」

あたしと美玲は走って寮まで帰った。