ド天然!?魔女っ子の秘密

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キーンコーン――――


放課を告げるチャイムが鳴り響く。


「由良」


美玲があたしの席の前に立つ。


そうだ、早く寮に戻らなきゃ…


あたしは急ピッチで鞄の準備をする。


「どうしたんだ?」


いきなり急ぎだしたあたしを不自然に思ったのだろう、翔太が尋ねた。


「ん?えーっと…何でもないよ?」

「その間は何だ?」

「えっ!?えーっと…」


だー!

いい考えが思いつかないよぅ…

どうしよう…


「二人で出かける用事があるだけよ。嫉妬しないでくれる?」


美玲が言い放った。


わぁ、美玲ありがとう…!


美玲が神様のように思える。