ド天然!?魔女っ子の秘密

それにしても、なぜサファイアが今現在に蘇っているんだ?

"サファイア"ができたのはかなり昔のことだ。

今からざっと千年前くらい。


それなのに、何で今の時代になって蘇って、しかも俺に関わるんだ?

なぜ、由良や"ガーネット"を狙う?



「翔太どうしたの?何か考え事?」


その声で、ハッと我に返った。


周りを見渡すと、生徒たちは立ち上がったり本を読んだりと休憩していた。

いつのまにか、休み時間になったらしい。



声の発生源を見ると、由良がいた。

心配そうな顔で俺を見ている。



「……いや何でもねぇよ」


言えるわけねぇな。


これは、俺の問題だ。

由良を巻き込むわけにはいかない。


それに、言ったところで由良を心配させるだけだ。

こいつの心配そうな顔なんて…見たくもねぇし、させたくねぇ…


「本当に?」

由良の目が、心配だと言っている。


「あぁ」

ごめん由良…

嘘をつくのは心苦しいけど、許してな…

お前を巻き込みたくないんだ。


「…そう…何かあったら言ってね?」

優しくふわっと微笑んで、俺の隣の席についた。


……まただ。

俺は由良の優しさに助けられてんだ…