下のダイニングに降りてみると、凄く美味しそうな匂いがしてきた。


「あ、由良!」

「ちょうど呼ぼうかと思ってたところだったんだ」


そういって二人は美味しそうな料理を運んできた。

料理はアツアツで湯気が出ている。


「わぁー!おいしそう!」

思わず笑顔になる。


二人とも元々料理が得意で、いつも美味しい料理を作ってくれるんだけど、今回も凄く美味しそう!

いつにもまして豪華すぎるよね?ていうか高校生がこんな料理作れるの!?


二人が作ってくれた料理のメインはスペアリブのステーキ。

美玲お手製のサラダもついていた。レッシングは雅人の特製だ。


本当に美味しそう!


「当然よ」

「二人で作ったからな」


「ねー」
「なー」

二人は声を合わせて言った。


本当に仲いいんだな…

本当にこの二人は見てて微笑ましいんだから…


二人を見て思わず笑顔になってしまう。


「こんなに手の混んだ料理…作るの難しかったでしょ?」

あたしが尋ねると、雅人が腕を組んで答えた。


「まぁ…俺らにとっては余裕だったな」

「そうね。雅人が上手だからね」

「お前が上手だからな」

…このリア充が。