ド天然!?魔女っ子の秘密

「教科書に書いてある通り、
未来を占うということは、占いの中で非常に高度なことです」

先生は生徒の顔を見ながら言う


「ましてや、自分の未来を占うことは不可能です。どんなに優れた魔法使いであろうとも」


うげっ…先生と目があった…

もしかして、この人、あたしの事情を知ってるんじゃないかな…?


いや、まさか。

だって、学園長以外は知らないはず…


「神崎由良さん…それはなぜだか分かりますか?」

名前を呼ばれた時、タラリと嫌な汗が流れるのを感じた。


「自分の未来が良くあってほしいなどの何かしらの期待が発生するため、冷静に自己を客観視することが不可能だからです」


ジッと先生の翡翠の目を見返すと先生の目は少し微笑んだ。


「さすが、完璧です。素晴らしい。

神崎さんの言う通り、自分の未来を自分で予測することは不可能です。

そこで今回は自分の隣の席の人の未来を、各自机の上にある水晶で占ってみましょう。

…ですが、

結果は相手だけに伝えてください。未来の結果は相手のプライバシーに関することですから。

いいですね?」


先生…

目が怖いです…

目が笑ってないです…


「では開始」

先生は微笑んでいたけど、その微笑みには恐怖を感じざるを得なかった。