「それにしても結果が楽しみね」

「俺は怖いけどな…」

雅人は苦笑いしてる。


「確か1週間後だったわね?」

「あぁ…」

「あら?スリル満点で面白いじゃない♪」

「面白くねぇよ…」

「だって、クラスメイトも変わるかもしれないし、順位の変動もあるかもしれないのよ?」

「あぁ…だから怖いんだよ。俺たちの順位も変動する可能性があるから…」

「そこが面白いのよ」


ちょ、ちょっと待ってよ、美玲に雅人…


順位が変動する!?

クラスが変わる!?


「ど、どういうこと!?」

あたしは思わず大きな声を出してしまった。


「あ、由良は知らないんだったね」


美玲が教えてくれた。


どうやら、この学校は生徒の成績を向上させるために、ちょくちょく順位を変動させたり、成績の良いものはSクラスに編入させたりするそうです。

それに伴う、寮の変動などもあるそうです。


もちろん、それはSC4も変わってしまう可能性も十分にある。


「……それは、怖いね」

「だろ?」

「そうかしら?スリルがあって楽しいと思うんだけど」


美玲は笑った。

綺麗な顔で。



「「………」」


美玲ってこういう一面もあるんだね…

初めて知りました…