ド天然!?魔女っ子の秘密

――――――――


――――


キーンコーン――――


「テスト止め。回収します」


テストが終わった。


クラスがざわめきだす。


「すっごく難しかったねー!」

「俺全然解けなかった…」

「私もー!」

「国語でこんなに難しいなら、他のテストはどうなるんだ…」


そう…でしたっけ…?

すーっごく簡単で、サービス問題ばかりだったよね…?



「ね、翔太」



「あ?」


あたしは翔太に耳打ちをする。


「国語のテスト…すっーごく簡単だったよね?」

サービス問題しかなかったよね?


そう言うと、翔太は呆気にとられたような顔をした。


「……まあ、な」


「あー良かった!そう思ったのあたしだけかと思っちゃった!」


安心した。


ほら、やっぱりテストは簡単だったんだよ!ね!