ド天然!?魔女っ子の秘密

「座れ」

あたしは王子様に言われるがままにソファーに座った。


「しょ、うた…?」

「座って待ってろ」

「あ、うん…」


あたしはその言葉に従った。

特に何をするってこともないし、それにデビル・バットの件もあってちょっと疲れてしまった。



また、死なせてしまった。



そればかり考えてしまう。

他に道はなかったのかな?

なんとか上手にデビル・バットを説得することができなかったのかな?

あたしの力が至らなかったから救えなかった命たち…

あたしはそんな命達を奪ったんだ。


そのことを思うと自分の力の無力さを痛感せずにはいられない。


それから疑問もある。

デビル・バット達の魔力の強さ。低級魔物に分類される彼らはこんなに強くはない。それも闇系統の魔力の割合が極端に大きかった。異常なほど。

それに軽く興奮状態だった。いつになく強気だったし…


一体何があったというのだろう。


ドアが開く音がしてハッと我に返る。

見てみると、翔太は杖とタオルと洗面器を持っていた。


「翔太?何持ってるの?」

「腕を貸せ」

「え?」

「いいから」


翔太はあたしの腕を強引に掴んだ。