ド天然!?魔女っ子の秘密

*由良side*

目を開けると、翔太が立っていた。


「おかえり」

優しい目と声であたしを迎え入れてくれた。思わず泣きそうになったけど、グッと堪えた。ダメダメ、こんなとこで泣くなんて…


「怪我は…」

「してないよ」


そういうと、安心したような顔をした。


あぁ、翔太はやっぱり優しい人なんだね。あたしが仕事に行くときには『本当に由良はバカだからな』とか言ってたのに。照れ屋なの?いい高校生なのに。素直になればいいのにね?



「心配してくれてありがとう」

「………」

翔太は顔を真っ赤にした。

「ほら、やっぱり風邪引いたんでしょ?早く治しなよ?」

「…この天然が」


翔太が言った意味が分からなかった。



「由良ー!」

「ぐえっ」

美玲が首元に思いっきり抱き付いてきた。


「大丈夫だった!?ストーカーとか大丈夫!?」

「び…美玲ざ…ぐ、ぐるじい…」

「あ、ごめん」

やっとのことで伝えると、パッと離れてくれた。

「だ、大丈夫だよ。大体こんなのをストーカーする物好きはそうそういないから」

「…全く鈍感なんだから」


美玲の言った意味もよく分からなかった。


二人ともそろって難しいことを言いますなー?