『良い者と出会えた。
…頼む…皆を救ってくれ…』
ワイバーンが切実に言う。
あたしは微笑んだ。
『もちろん、そのつもりよ。
我等が"ガーネット"の名にかけて』
誰一人とて見捨てやしない。
必ず、救い出す。
『ありがとう…では私も由良を信じよう…
…ガーネットの姫君よ…』
そういって優しい目をした。
姫君って…
『あたしはお姫様じゃないんですけど…』
王族の者ではないしね!
一般庶民の娘ですから!
『王族であろうとなかろうと、そんなことは関係ない。
私達にとってお前は″救いの姫君″なのだから…』
そう言って、ワイバーンは飛び上がった。


