『暴れているワイバーン達は皆そうなの?』

『あぁ、そのようだ。皆何もないのに興奮するような者達ではない』


ワイバーンの言葉に納得する。


こんなにも沢山のワイバーン達の身体を乗っ取り、暴れさせるなんて・・・


許せない、誰が一体こんな酷いことを…!





『青い奴らだ』




『青…?』


『そうだ。瞳が青い少年と、瞳が青く、黒いスーツとサングラスの男達だ。

奴らが1週間程前に私達の前に現れた。私はその時から身体が自由に動かなかった』





青い瞳…?


スーツを着た男達…?


少年…?





駄目だ、分からない。


今まで見たことなかったっかなー…?


必死に記憶を探すが、一向に見つかる気配がしない。