亜子には、


「なーんだ、結局
優奈の男だったって事ね。
興味ないふりしてさ~
いいなぁ、ずるいなぁ・・・」


なんて言われて
からかわれてる日々だし・・・。



「どこで知り合ったの?」


「へ!?な、何?」


「だから、
あの金髪イケメンくんとよ」


「あー・・・・
まぁ、いろいろとあって・・」


まさか、振られた直後に
ラブホ直行して
この前のような状況に陥っていたなんて

いくら、親友でも

引かれてしまうのは分かってるわけで・・

口が裂けても言えない・・・。



「ほんと秘密主義なんだから~
けど、この前
女と来てたじゃん?
ああいうの心配じゃないの?」



「心配って・・・?」



「浮気とか」



「それは・・・まぁ・・・」


というか、あの日以来
会ってないわけだから・・・

かれこれ一週間近く会ってないわけで・・・
そう考えると
浮気なんてされ放題なわけだろうし・・・


って・・・・


いつの間にか、私の中で

あの男が彼氏という立場になってしまってるのは

自分自身、意味不明だけど・・・