家に入ると同時に

そのまま寝室へ連れて行かれ
ベッドへ投げられるように
押されると、

倒れた私の上に
大輔が覆い被さり

息もできぬほどのキスで
口を塞がれ

少し、強引に服を剥がされ

ただ、2人の吐息だけが
室内へ響き渡っている。


「ちょ・・ま、待って
だいす・・・あ、ン・・」


「待てるほど余裕なんてねぇつーの」


「で、でも・・ンっ・・!」



もう、何がどうなって

どんな事になってるのかすら

何も分からず

ただ、うれしくて

泣きながら、大輔に抱かれている。


そして
どのくらいの時間が過ぎたのか・・



「平気か・・・?」


いつの間にか、


意識が朦朧として
横たわる私の顔を
心配そうに
上から見ている大輔の顔が
視界へと入ってきた。


「平気・・・・」


記憶が、飛んでいて
よく覚えていないけれど・・・


何だか、初めて

大輔の心が
通じたような気がして

幸せな気分だ。