「優奈、起きてるか?」


力が抜けたように横になる私の顔を
覗き込むように
大輔が起き上がった。


「うん・・・?」


「毎日ってのは
仕事で無理だけど・・・
3日に1回くらいは
一緒にめし食うか?」


「え・・・?」


「仕事終わんのが
9時過ぎだから
毎日は無理だけど
3日に1回くらいは
7時くらいで帰って来れるし・・」



「う、うん!」


思わず起き上がって返事をしてしまっている私。


そして、そんな様子を見て
笑っている大輔。



「じゃあ、7時半まで待って
帰って来ない時は
さっさとめし食って寝ていいから、
俺が早く帰った日は
一緒にめし食って
一緒に寝るか」


「うん、うん!」



あ・・また・・・

つい、うれしくて

二度返事をしてしまった・・・


大輔の方を見ると、

やはり、思い切り笑われている・・。