Street Ball

パスカットに専念され、開いたディフェンスとの距離。


起死回生を狙って、3Pラインから一メートル程も離れた所で、シュートモーションに入る。


爪先から両膝の溜めを全身に伝えていく。


肩から両肘にその力を加え、左手はシュートコースの微調整。


入る筈が無いと思っていても、ディフェンスはシュートブロックに来る。


覆い被されるような圧迫感の中で、俺の双眼はリングの中心を見つめていた。


だが、どうしても距離感が定まらない。