Street Ball

シュートを決めたら、単純に嬉しい。


嬉しいから次もと望んで、ディフェンスを頑張る。


基本に忠実なチームだったが、基本的な所を見落としていた。


…だが、とも思う。


流れを断ち切らなかったのが、判断ミスではなかったとすれば、それは次に生かせる負けだった事になる。


「外のパターンが増えてきたら、次に戦う時は厄介なチームになってそうだな。」


泰二の言葉に、静かに頷いた。


泰二の3P、鉄のゴール下、俺のドライブ。


外と中の波状攻撃は、ディフェンスに的を絞らせない。


そのディフェンス側に生まれる迷いの隙を突くから、得点を重ねていける。


「そうだな。さてと、帰る支度でも始めるか。」


敗者復活戦からの勝ち上がり。


他のチームより圧倒的に弱いと思われていた[HEAT]の快進撃に、ギャラリーからダークホースという言葉が聞こえてくる。