あ、さっき金平糖をくれた人だ。 ていうか……いたんだ。 「平助は、小松を山崎の部屋に連れてけ」 「分かりましたー」 名前は平助というらしい。 「じゃあ付いてきて」 「はい」 私は、平助という男の後ろをついて行った。