── ─── ──── 「……小松⁉」 屯所にて──。 土方さんは私を見ると、驚愕した表情を浮かべた。 私も苦笑いを浮かべる。 「この時代に戻ってきちゃいました……」 「……」 私と山崎は、取り敢えずその場に座った。 ……土の上だけど、汚れても構わない。 土方さんは冷静に何かを考えると……山崎に告げた。 「──山崎、離隊しろ」 「え……っ⁉」 私も山崎も、驚いて土方さんを見つめる。