── ─── ──── ──ドォォンッ! 目を開くと、私達は森の中に立っていた。 何?今の音……。 「……この時に来てしもうたか」 隣で、お爺ちゃんが軽くため息をついている。 「どういう事?」 「いや、まさか、戊辰戦争が勃発した時に時空移動してしまうとは思わなくてな……」 「え……戊辰戦争?」 まさか……。 「そうじゃ。儂は未来に行って、幕末の事を勉強したのじゃが……これは、江戸幕府が滅びる戦じゃ」