「じゃが、お前の力を取り戻し、小松流を日本一に戻す方法が一つある」 「え……。どうすればいいの?」 私がそう聞くと、今度はお爺ちゃんが辛そうな顔をした。 途端に、私の心は不安でいっぱいになる。 「お前が恋をした相手と、確実に縁を切る。 ……お前自身の手で、山崎烝を殺すという事じゃ……」 「……!」 ドクンと、心臓が跳ね上がる。 山崎を、殺す? 私が? 「無理だよそんなの!」