── ─── ──── この時代に来て、三日が経った。 ……暇だ。 土蔵の中でただひたすらぼーっとしている事しか、私にやる事はなかった。 暇……つまらない。 でも今、誰かが土蔵の外にいて、見張っているんだよね。 誰なんだろう? 疑問を持った私は、忍び足で歩きながらそっと土蔵の扉に近付いた。 そして耳を当て、外の様子を窺う。 ……すると。 「すーすー……」 え? まさか……寝てる? 見張りが見張りになっていない。 新撰組、ふざけているの?