「今日は、月の下で寝たいです」 「……あ?」 やっぱり、驚いたよね。 だけど……私は、考えたかったから。 これからの事を。 一月……一年で一番最初の、満月の下で。 「馬鹿か、お前は……」 「……これで、頼み事は最後にしますから」 すると、土方さんは眉間にしわを寄せる。 「最後……?」 そう……最後。