「遅くなって悪かった。今こそ、着る時だろう」 そのだんだら模様の羽織を見て、思わず涙が出てしまう。 「ありがとうございます……」 「言っただろ、お前もいずれは着れると。お前ももう、ここの仲間なんだから」 「はい……っ」 泣きながら、笑顔を見せる。 そして土方さんに背を向け……私達は、そこへ向かった。 ──油小路へと。