だけど…… 「……小松」 その声は、山崎のものだった。 途端に、鼓動が速くなっていく。 「な……何?」 「どうする。朝まではかなり時間があるから、半分時間が経ったら交替すればいいと思うんだが」 「そ、そうだね!そうしよう」 どうしても、しどろもどろになりながらの返事になってしまう。