闇ノ花





私は、見付からないように木の裏に隠れるため、移動をする。


それから暫く経って、土方さんの気配が目の前に感じた。


最悪……心配かけたくないのに。





「……小松。山崎と喧嘩でもしたのか?」


「……」





たぬき寝入りを決行。


そうすれば流石の土方さんも観念して、部屋に戻るはずだ。


というか、喧嘩だと思ってるんだ……土方さん。


だけど、正直に言うわけにもいかない。





「あいつもお前を探していたが?……俺は何となく、ここにいると思ったがな」


「……」





何で、探してくれてるの?