── ─── ──── 「ねぇ、山崎」 「ん?」 「私、どうすれば良かったかな?」 夜になって、仕事をしている山崎に聞いてみる。 いきなり屯所からごっそりと人が減って、かなり静まり返っていた。 急にそんな質問を受けた山崎は……私の顔を見て、当然のように、眉間にしわを寄せた。 「どうすれば……って、何がだ」 「だから、私未来から来たのに、新撰組を助ける事が出来ていないから。……こんなんじゃ、私が来た意味ないよね?」 「……」 暫しの沈黙。 何を考えているんだろう。