「あ、あのね!お汁粉が好きなの!すっごく美味しかった!だ、だから今度、もう一回食べに行こう!」 そう必死になって叫ぶと、山崎はふっと目を細めた。 「そんなに好きか。そうだな、また行こう」 「うん!」 ……良かった。 内心ほっとする。 自分でもびっくりだ、何でこんな急に言ってしまったんだろう。 でも……ごまかしちゃったけど、今のは本心だよ、山崎。 ──山崎が、好きです。