闇ノ花





「アホアホ言わないで、いつもそんなだといいのにー」


「うるさいアホ」


「ちょっと!」





なんて、言い合ったりするけど。


山崎は柔らかく笑っていて、何だか温かかった。





「着いたぞ」





他愛のない話をしながら歩いていると、いつの間にか甘味処に来ていた。