私は、パッと笑顔を山崎に見せた。 「やったー!お汁粉!」 「また水こぼすからあまり騒ぐな」 山崎はそう言いながら、私の頭にぽんと手を置いて立ち上がった。 「夕刻までには帰りたいから、さっさと仕事終わらせろ」 「分かった!」 お汁粉が楽しみすぎて、私は手を動かすスピードを上げた。