「……あは、ごめん」 「だからアホだと言ったんだ。アホ」 「ちょっ!てか私、また監察方になったんだからね!」 「知ってる」 「てことで、宜しく!山崎!」 「……騒がしくなりそうだな」 何で、そんな事しか言えないのかな、山崎は。 本当は優しいくせに……。 少しだけへそを曲げながら、私は庭へ向かった。