「山南さんに借りた。すまないが、今返してきてくれないか?」 「うん、分かった」 流石山南さんだ、こんな難しそうな本を持っているなんて。 だけど、今は結構朝早いから寝てるんじゃないかな? 行ってみないと分からないか。 私は障子を開いて、山南さんの部屋へと向かった。