頷こうとしたけど、全身から力が抜けていて、正直に首を横に振った。 その途端、藤堂さんに腕を優しく引かれ、何とか立ち上がる。 腕は藤堂さんの肩に回され、ぐったりと寄りかかってしまった。 あっさりと捕縛された男は、隊士と共にあっという間に遠くに離れていった。 今いるのは、私と藤堂さんだけ。 「屯所に帰ろう」 「……は…いっ」 何とか絞り出すように返事をすると、私達は屯所へ向かった。