認めたくない。 私が、死に恐怖を感じているなんて。 復讐する事に自信がなくなってきているなんて、認めたくない。 土方さんと近藤さんはきっと、私が死に対して怖いと思っている事に気付いたから、監察方をやめさせたのだろう。 だけど、何で私は、急に怖くなってしまったんだろう? 「分かんないよ……」 もしかしてもう、復讐なんて無理なのかな? 自分が、分からない──。 この日を境に、私は夜の町に出なくなった。