闇ノ花





「山…崎……」





私を見るなり、目を細める山崎。


山崎は、私の体を起こした。


血を流し、倒れている吉田さんが目に入る。


死んだ……の?





「小松、大丈夫か⁉」





その時、ふっと全身から力が抜けた。





「小松……!」





私はそのまま、意識を手放した──。